避難・移住・帰還の権利ネットワーク

2012年6月に国会で成立した「原発被災者支援法」に基づき、被災者・避難者の権利を実現するためのネットワークです。

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朝日放送「報道ステーション」の3/11報道のこと

【朝日放送「報道ステーション」の3/11報道のこと】
 3/11の「報道ステーション」・福島県甲状腺がん特集は、とても大きな反響があったようで、すぐにインターネット上で動画になって流れましたが、どうも次々に停止させられているようです。

 ところが、批判された〈と本人らは思ったのでしょう〉福島県立医大が、さっそく反論の見解を出しました。 (私が加入する「ZENKOメーリングリスト」で知りました。) 
 → http://fukushima-mimamori.jp/urgent-info/2014/03/000125.html

 これはたぶん、いつまでも削除されずに残りますから、いますぐに急いで読む必要はありませんが・・・・。それにしても報道ステーションの翌日、ずいぶん早い対応。ちょっと焦ったようですね。

【福島県立医大の言いわけと、ウソ】
 私は電車の中で少し時間があったので、読んでみました。

 いくつかのウソと、それでもごまかしきれずに報道内容を認めてしまった部分がありました。

やっぱり福島県立医大は、健康調査情報の独占を狙っている。

 「甲状腺検査について実施や判定の権限を当大学に集中させているとの指摘がございました」で始まる段落では、最後に結局、「判定については実施医療機関によるばらつきをなくし、精度を維持管理するため、放射線医学県民健康管理センターにおいて複数の甲状腺専門医による「判定委員会」を開き、検査データを確認しながら判定を行っております」と言って、データを独占していることを認めました。

 報道の中では、県立医大や指定された医療機関以外では甲状腺エコー検査を受けられない事が報じられました。そして県立医大以外の医療機関が行った甲状腺検査のデータは、全て県立医大に送られます。

 またエコー写真を本人や保護者が手に入れるためには、情報公開制度を使わないとダメ、ということも報じられました。これについて、インタビューに答えた県立医大の鈴木眞一は、「写真を渡さないのは一般的なこと」と、平然とウソをつきました。 
 
 なぜウソとわかるかというと、一緒にテレビを見ていた私の妻が、「高槻市の医院で甲状腺検査を受けた時には、エコー写真をすぐにくれた」と言うのです。

 これではセカンドオピニオンが厳しく制限されます。「判定については実施医療機関によるばらつきをなくし・・・・・」とは良いように聞こえますが、それはすなわち「県立医大以外の医者の判定は許さない」ということです。

がんと放射能の関連は、彼らも気になる様子。
 「現時点における、甲状腺がんの症例は福島第一原発事故の影響によるものとは考えにくいとの見解に疑義が示されました。」

 これに対する反論がいくつかあります。例えば、

◆「福島県民の被ばく量はチェルノブイリより低い。」???
 でも福島県も国も、ヨウ素131による甲状腺の初期被ばく量を的確に測定していません。避難区域の人が甲状腺のスクウリーニング測定を受けましたが、これで測定できるのは、よっぽど高い等価線量の場合です。また、避難区域以外の県民で測定を受けた人はどのくらいいるのか?

 ヨウ素131はすぐに消えてなくなるので、数ヶ月してから測定してもわからない。わからなければ、被ばくしていないことにされます。

 しかも放射性ヨウ素はヨウ素131だけではないことを、今日参加した近畿弁護士会のシンポジウムで、改めて気づきました。これらも「なかった」事にされています。(これは後日報告します。)

◆「チェルノブイリでは被曝時年齢が0~5才だった人に甲状腺がんが多発したが、福島県ではその年齢層に甲状腺がんの方が見つかっていない。」??? 
 チェルノブイリとは患者の年齢層が違うから放射能の影響ではない、とはなんとも非合理な説明です。根拠になりません。

 加えて、チュエルノブイリのよく知られる統計は、4年後から「発症数」が急増しています。福島の調査はまだ3年目。しかも「発症数」でなく、自覚症状の有無を問わない「発見された数」の話。適切な比較ができるまでには、まだ早い。
 
◆「甲状腺がんの発見率に地域差がみられない・・・・。」???
 これも明らかなウソ。2011~2013年度ごとの調査結果は、地域間に甲状腺がんの発見率の差があることを証明しつつあります。【この点は、後日詳しく。】

【私の感想】
 私も報道ステーションのこのニュースを見ていました。

 「もう甲状腺がないんです」という母親の声が、放射能被害の存在を否定するために国と県が作った、被害者の声を上げさせない制度と「安全・安心キャンペーン」を、打ち破るように響きました。

 甲状腺がんは放射能の影響でない、ということの理屈づけにばかり頭を使っていて、県民の不安と要求には頭脳が向かない県立医大と行政の姿が、とてもはっきり報じられていました。

 妻もテレビを見ながら、「〈鈴木眞一は)ウソを言ってる」と一言。

 いずれにしても、甲状腺がんの問題は、原子力勢力が最も隠したい、触れられたくない問題です。
 



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  1. 2014/03/16(日) 00:22:16|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

コメント

甲状腺検査のベール

福島県の健康管理調査の発表は実は原発推進機関IAEAの認めたIAEA発表でもあるのです。
健康の分野における協力に関する福島県立医科大学と国際原子力機関との間の実施取決めが結ばれており、
情報の普及 において、 福島県とIAEAの両当事者は
他方の当事者によって秘密として指定された情報の秘密性を確保するとあります。IAEA、県(=国)にとって不都合なデータはいつでも秘密にできるという取り決めです。
 『甲状腺がんが被曝の影響とは考えにくい』 といっているのは、被曝の影響ではないといいたいけれど、言えないということでしょう。
福島県はIAEAの下部機関http://natureflow1.blog.fc2.com/page-2.html
を見てください。
  1. 2014/04/05(土) 21:32:02 |
  2. URL |
  3. natureflow #fpaSq4xs
  4. [ 編集 ]

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