避難・移住・帰還の権利ネットワーク

2012年6月に国会で成立した「原発被災者支援法」に基づき、被災者・避難者の権利を実現するためのネットワークです。

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報告:井戸川克隆さんを囲むつどい(10/19,20)

【報告:井戸川克隆さんを囲むつどい(10/19,20)】

 前双葉町長・井戸川克隆さんを大阪、京都のお招きして、講演会を行いました。それぞれ100人、60人の参加で会場に溢れる程の盛況でした。
2013年10月19日井戸川さん囲むつどい 006(少しぼやけています。井戸川さん、すみません。)
2013年10月19日井戸川さん囲むつどい 024原告団長・森松さん


 近畿で原発損害賠償裁判が始まり、両会場に原告の方も集まって交流しました。

 井戸川さんの話は、「避難して正しかった。」「今からでも避難しなければならない」と確信できる内容でした。
 
 大阪のつどいでは講演会の後に食事を囲んで井戸川さんと交流会。これから原告になろうかと参加した方にも勇気を感じてもらえたら幸いです。

 京都のつどいでは「原発賠償裁判・京都原告団を支援する会」を結成。京都の各地で原告のお話会を開き、原告を増やすことや訴状の学習会を各地で開催することなどが提案されました。
DSC01754.jpg京都でも「支援する会」を結成。

【井戸川さんの話:要約】

 「日本の将来像を考える」という題の講演で、日本の現実の中でどう生きるか、を考える話です。とても簡潔明瞭なお話でした。

1.原発所有者には放射能を絶対に出させないこと。

 出したら避難から帰還までの全費用を供託させること。避難の判断は個人の感覚で決められること。「放射能がいやだ、恐い」と思った時から被害は始まる。国民に税金で責任転稼をさせないこと。

2.私の行動の背景には、広島・長崎・水俣・足尾・新潟(公害)の記憶があった。

 政府は先ずウソをつき、事実を隠すと思った。

 戦争の時に国民を戦地のそばに置いてはだめ、負けたら全滅。だから事故の時には遠くへの避難を考えた。とにかく子どもを被ばくさせてはいけない.
 
3.福島を見習え(反面教師として)
 
 政府や福島県は初動で事実を隠した。SPEEDIの情報を公開せず、被ばくの影響がない事を発言するよう東電に要求した(TV会議に残っている)。山下俊一を招聘して被ばくの隠蔽宣伝をした。

 「福島に学ぶな」を世界の標準にしてほしい。

4.失敗例

 為政者が安全地域を決定してはならない。

 被ばく防止は何より先だ。しかし県民の命よりお金が先になっている。復興の名の下に健康が損なわれている。

 政治家は、何でも決められると勘違いしている。お任せ民主主義。県民は「避難」を話題にできない、しないよう自粛させられている。

 東電の破綻処理は遅すぎる。
 
 被ばく防止に取り組まない責任が問われる。「病気は被ばくの影響ではない」と言うなら立証してみろ。事故前なら放射線管理区域(完全マスク、飲食禁止)の場所が県内の各地にある。東京の医師は「最も心配なのは、呼吸の内部被ばくによる肺がん」と。
 
 健康影響の有無ではなく、放射能があるか無いか、の問題だ。

5.無政府・無責任

 政府は事故処理を東電から請け負ってしまった。汚染水処理も。そして事故処理費用を安くあげる事しか考えない。

 責任者・東電を隠して政府が前面に出て国民に負担を求める。除染も本来東電の義務なのに、増税で。ある官僚は「除染は公共事業」と言った。

6.アナンド・グローバー報告

 昨年10月に国連人権理事会に臨んだ。その年11月に人権理事会の特別報告官グローバー氏が来日。私も話をした。

 今年5月の人権理事会に参加。グローバー報告は福島の現実を正しく報告した。「1mSv以上の地域は避難を。避難者参加の会議を。健康調査は正しく。仮設住宅に住まわせないように」等。

 しかし日本政府の役人は、私が居る場でも平気でウソを言う。「健康調査はやっている。仮設住宅にサポートセンターを置いている」と。私は彼らに抗議した。彼らは何も反論できなかった。でも会議ではウソをつく。これが人権理事国の日本の姿だ。

7.原子力規制庁の新基準

 規制庁が福島事故から学んだのは、「放射能を出しても国民が騒がない」ということ。放射能を閉じ込めないで,国民の声を閉じ込めた。

 事故前は放射能を閉じ止めることが鉄則だった。ところが今は原発を守るためにベントを許可した。新基準は放射能を放出できることにした。

8.エネルギー危機?

 いつも利権集団は国民に危機感を植え付けて税金を使って来た。国民は「危機」に脅迫されている。電機の総需要が伸びる見込みはない。節電も新エネルギー。

 しかし産業界は、イニシャルコストとランニングコストが安いと儲からないから、動かない。資本家本位から国民主体のエネルギー管理をめざす時期。

 最後に
 「原発事故で死んだ人はいない」と与党の有名議員が言った。私の町の町民が死んだ。「町長、悔しいだ」と言って死んだ人がいる。

 社会に毒が蔓延。自然界の毒は食糧、水、空気、土が放射能や水銀、農薬、購読などに犯されている。人間の毒は、自利に働くのでやっかい。

 国民が主役だ、を絶対に譲らないことが大切。権利を安売りしてはいけない。


 
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  1. 2013/10/23(水) 21:31:08|
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