避難・移住・帰還の権利ネットワーク

2012年6月に国会で成立した「原発被災者支援法」に基づき、被災者・避難者の権利を実現するためのネットワークです。

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11/7 放射能健診の要求に対する環境省の回答/専門家会議「中間とりまとめ」と同じ弱点/敵の中の内輪もめ

【11/7 放射能健診の要求に対する環境省の回答】
 福島みずほ参議院議員事務所の方々のご尽力で、放射能健診100万人署名運動全国実行委員会の請願(11/7)後に、環境省から文書回答が出てきました。今まで環境省はなかなか文書回答を出さなかったのですが、今回は文書で回答しました。

 感想を一言で書くと、“よっぽど回答に困っているな~”です。

【専門家会議「中間とりまとめ」と同じ弱点】
 この回答以前の11/11に福島県民健康調査検討委員会が以下の内容(甲状腺がん手術事例の内訳)を公表しました。  当然、環境省も知っている。 
  https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/90997.pdf
          がん手術例 クリックして拡大
 次に環境省の回答を掲載します。
回答1回答2回答3
 特に質問3と4に対する回答をご覧ください。
回答4回答5
 皆さんはどう感じましたか? 環境省は私たちの質問に答えられず、明らかなごまかしをしました。

【質問3への回答】
 「福島県立医科大学は従来より、『現在見つかっているがんは、本来はヒトが成長してから見つかる可能性のあるがんを網羅的な検診によって早期に発見していると考えられる』との見解を示しているが、・・・・・・・鈴木眞一教授が・・・・・・・・発表した内容は、これと異なるものではない・・・・。」

 → これは明らかな間違い、矛盾。もし『現在見つかっているがんは、本来はヒトが成長してから見つかる可能性のあるがんを網羅的な検診によって早期に発見している』という従来の説明の通りなら、患者に不要な負担がかかるがん手術を全国平均の30倍の頻度で実施など、しないはず。

 福島県の説明では、57例の手術された甲状腺がんのほとんどが『ヒトが成長してから見つかる』がんではなく、「経過観察」でなく「絶対的手術適用」の症例でした。

【質問4への回答】
 「①県民健康調査で見つかった甲状腺がんは、症状の無い検査対象者を網羅的に検査した結果の数である。」
→ これはいわゆる「スクリーニング効果」によるがん発見数の説明です。今までさんざん聞かされました。でも質問4はそんなことを訊いていません。“手術数が全国平均との比で30倍であることを、どう説明するのか?“です。
     
 環境省はこれに答えません。答えられないのです。

【敵の中の内輪もめ】
 昨日のページにも書きましたが、環境省が専門家会議「中間とりまとめ」で、放射能の健康被害をもみ消すために福島県を乗り越えて前面に出してきました。福島県と環境省の間にも利害の不一致がはっきりあります。

 環境省は甲状腺がんの多発をこれ以上明らかにしたくない。だから甲状腺検査を「過剰診断」といって攻撃し、縮小を狙う。

 一方、福島県と県立医大は県民健康調査を続けたい。それは県民の健康や「安全・安心」のためではなく、県立医大のデータ独占と利権確保のため。IAEAもバックについている。
 だから県民健康調査は、検査はしても本人にもデータを渡さない(さんざん批判されて少し手続きを簡素にしましたが、やはり手続きが必要)。18歳を超えたら医療費も自己負担。がんが多発しても、「原発事故の影響とは考えにくい。」 しかも甲状腺がん以外の検査はとても小規模。

 その両者の妥協点が中間とりまとめの「疫学的追跡研究」という文言。 <健康調査の規模をずっと縮小するが、データ採取・蓄積と研究は続ける。そのデータは県立医大が独占する。> これが彼らのゴールか?

 県民健康調査を続ける事が私たちの要求ではない。福島で県民健康調査に換わる新たな放射能健診の制度を県民参加で作ることが、私たちの要求。そして国と東電の責任で日本中「どこでも誰でも無料で放射能健診」。
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  1. 2014/12/22(月) 23:29:16|
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