避難・移住・帰還の権利ネットワーク

2012年6月に国会で成立した「原発被災者支援法」に基づき、被災者・避難者の権利を実現するためのネットワークです。

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原爆被爆者の被ばく線量と原爆症認定の関係について/原爆症認定の基準

【原爆被爆者の被ばく線量と原爆症認定の関係について】
 興味ある資料を見つけました。厚生労働省のHPの中にあります。
 出所:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/genbaku09/15e.html

15e_04.gif 「放射線の線量と影響(長崎の場合)」 クリックして拡大。

15e_05.gif 「放射線の線量と影響(広島の場合)」 クリックして拡大。
  
【原爆症認定の基準】
 原爆被爆者のうち、原爆被爆(放射線)による病気にかかっていると認定されると、医療補償が提供されます。

 その際に、「認定基準」があります。基準が現実に合わない、被爆者を切り捨てている、として裁判でも争われ、国・厚労省が負け続けているのも、この「認定基準」です。

 それを今は横に置いて、「認定基準」に書かれる内容を見ると、
 (東京の原爆被爆者団体「東友会」のHPより。→ http://t-hibaku.jp/seido/07_nintei.php )

「起因性」の判断:「新しい審査の方針」の「積極認定」基準
• 悪性腫瘍(固形がんなど)、白血病、副甲状腺機能亢進症
1.被爆地点が爆心地より約3.5キロメートル以内である者
2.原爆投下より約100時間以内に爆心地から約2キロメートル以内に入市した者
3.原爆投下より約100時間経過後から、原爆投下より約2週間以内の期間に、爆心地から約2キロメートルの地点に1週間程度以上滞在した者
 広島の場合は昭和20年8月13日より前から、長崎の場合は昭和20年8月16日より前から1週間以上つづけて爆心地から2キロメートル以内で寝泊まりしていた場合。

•心筋梗塞、甲状腺機能低下症、慢性肝炎・肝硬変
1.被爆地点が爆心地より約2.0キロメートル以内である者
2.原爆投下より翌日までに爆心地から約1.0キロメートル以内に入市した者

•放射線白内障(加齢性白内障を除く)
1.被爆地点が爆心地より約1.5キロメートル以内である者

 これらに当てはまらない場合は被曝線量、既往歴、環境因子、生活歴などを総合的に判断して個別に審査するとしています。 
 (引用ここまで)

 そこで「 悪性腫瘍(固形がんなど)、白血病、副甲状腺機能亢進症」の項を見ると、「1.被爆地点が爆心地より約3.5キロメートル以内である者」とあります。これを上の図と比べると、広島でも長崎でも1ミリSvの目安が3.5キロメートル。そして、これより爆心地に近い場所で被ばくした人が白血病・がんを発症したら原爆症と認定される、はずです。

 原爆症では1ミリSvで認定、医療補償。一方、福島原発事故の被災者は、国の損害賠償基準では、被ばく線量20ミリSv以下では健康被害がないことにされています。避難区域(20ミリSv以上の被ばく地域)の住民でも、放射能による健康被害を認められた人はいない。甲状腺がんが多発しても、国も県もいまだに「原発事故の影響とは考えにくい」と言う姿勢です。

 さて、この矛盾をどうしましょうか?
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  1. 2014/11/24(月) 18:53:27|
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