避難・移住・帰還の権利ネットワーク

2012年6月に国会で成立した「原発被災者支援法」に基づき、被災者・避難者の権利を実現するためのネットワークです。

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講演会の紹介:「低線量被曝と健康被害を考える集い」

【講演会の紹介:「低線量被曝と健康被害を考える集い」】
 11/6 第73回公衆衛生学会-自由集会50
 「低線量被曝と健康被害を考える集い」


11月6日(木)18:30~20:30
栃木県総合文化センター3F 第2会議室
 プログラム
 報告Ⅰ 「低線量被ばくにおける健康影響」~今考慮すべき対策

 報告Ⅱ 「甲状腺がん異常多発」~極めて高い手術実施率は臨床がんの多発を示す。 今こそ多様で広範な健康障害に健康診断を!
 意見交換

 代表世話人:津田 敏秀(岡山大学大学院環境生命科学研究科)
 世話人:高松 勇(たかまつこどもクリニック)
 連絡用:E-mail:takamacchan@ion.ocn.ne.jp

116.jpgクリックして拡大。

全国の皆さまへ
 2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故による甲状腺がんの異常多発-アウトブレイクが、一段と明瞭になってきています。

 本年8月24日の福島県県民健康管理調査の報告では、2011年度(原発事故の年)に14人、2012年度に54人、2013年度に35人の合計103人の甲状腺がん患者が認められています。そのうち57人の甲状腺がんが、すでに手術をされています。

 今回、これまで明らかにされなかった手術適応が、やっと一部報告されています。手術を受けた57名の病状は、転移し明らかに悪性度の高いもの、声帯麻痺や気管を圧迫する可能性のあるものであり、臨床的にがん患者であった事実が判明しています。

 つまり、これまでくりかえし説明されてきた「超音波検査を実施したから偶然早く見つかっただけで、長期間経過をみても問題ない状態のがん患者」ではなかったのです。「甲状腺がんは最短で4~5年で増加したというのがチェルノブイリの知見。(事故後1年半から2年の)今の調査では、もともとあったがんを発見している」(福島医大鈴木教授)「20~30代でいずれ見つかる可能性があった人が、前倒しで見つかった」(検討委山下座長)という話は全く事実に反する話だったのです。
 発見された甲状腺がん患者はどれほどの割合で手術されているのか。

 福島県の場合はどれほど多いのかについて、10万人当たり何人手術を受けたかを表す手術実施率で比較検討してみました。福島の場合、11年度が28.7、12年度が14.7、13年度が1.16。国立がんセンターの全国の推定甲状腺がん発生率(15~24歳における年間10万人中1.1例―1975年から08年の平均)をもとに、全例が手術を受けたと仮定した場合と比較して、11年度と12年度は10倍から20倍以上の高さです。福島県では極めて高い手術実施率を示しており、重症な甲状腺がんが多発していることが明瞭に見てとれます。

 福島での甲状腺がんは、疫学の専門家・津田敏秀氏の分析によれば、国立がんセンター発表の全国の甲状腺がん発生率と比較して、通常あり得ない異常な高い発生状況であると言われています。11年度に健診を実施した原発周囲13市町村では67倍、12年度の中通り二本松市、本宮市で61倍、郡山市で43倍、13年度のいわき市で27倍でした。

 健診による甲状腺がんの10万人当たりの発見率は、チェルノブイリ事故後の甲状腺がんの発見率と比較すると、ゴメリ州の198を除くチェルノブイリ周辺の一部地域で見られた20~30台に匹敵する程の高さです。残念ながら、この事実は検討委が強調する「甲状腺がん患者の福島県内での発生の格差がない」ことを意味するものではなく、福島県全体が会津地方も含め強く汚染されていることを示すものです。

 甲状腺がんは今後さらなる多発が考えられます。それに備えた医療体制や検診体制の整備が急務です。福島近隣県、東日本での健康診断が必要です。また、現在は18歳までとしている年齢枠を設けず、成人年齢層でも健診を実施すべきです。

 漫画『美味しんぼ』は被曝と鼻血の関係を投げかけましたが、実際に多様な健康障害が生じています。12年の疫学調査(放射線汚染地区の福島県双葉町、宮城県丸森町と非汚染地区滋賀県木本町の比較調査)では、鼻血、狭心症、心筋梗塞、吐き気、疲れやすさ、風邪をよく引くなどで有意に高くなっていました。チェルノブイリ事故調査からは、多くの健康被害が生じることが確認されています。

 今後、甲状腺がん以外にも様々な健康被害が明瞭になると考えられます。甲状腺がん異常多発の実態の解明とともに、広範な健康被害の実態を明確にし必要な医療を求める健康診断要求が非常に重要になっていると考えます。
この集いは、放射線から子どもたちやあなたを守るために、きっと皆さまの力になると思います。

 是非ご参加くださいますよう呼びかけます。_

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  1. 2014/10/26(日) 21:45:26|
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