避難・移住・帰還の権利ネットワーク

2012年6月に国会で成立した「原発被災者支援法」に基づき、被災者・避難者の権利を実現するためのネットワークです。

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【原発損害賠償訴訟(大阪地裁)を傍聴しました】
 昨日(9/18)、大阪地方裁判所で福島原発事故の損害賠償裁判(関西訴訟)が始まりました。京都府・兵庫県ではすでに4回の期日が開催されましたが、大阪ではこの日が第1回目の期日でした。

 法廷は90人の傍聴席が満席。原告と弁護団と記者を除くと70人以上が法廷に入り、傍聴の抽選に漏れた150人以上は、他の会場で原告と弁護団の陳述の様子を模した報告会を聞きました。

 私は法廷で傍聴できました。3人の原告と弁護団の意見陳述が行われました。共通して強調されたことは、放射能の健康被害の不安と苦悩でした。

 「放射能が放出されていた時に、子どもを食糧の買い物に連れ出してしまった。」「避難所では放射能が入っていると判っている水を飲むしかなかった。」「子どもにマスクを無理にでも着けさせることができなかった。」

避難後の甲状腺検査では、陳述した原告3人の子どもにそれぞれ、嚢胞が見つかったりA2判定であったこと、その痛恨の気持ちが語られました。

 父親と子どもが離れて暮らす避難生活の苦しさや、避難の必要を理解されない生活の中で迷うこともあるが、それでも避難を続けてきたのは「子どもに放射能の健康被害から守らなければ・・・・・・」という判断。

 当たり前ですが、原発事故の根本問題は放射能の健康被害です。このことを改めて浮き彫りにした裁判でした。

 弁護団も放射能被ばくの影響に焦点を絞った意見陳述。最後には弁護団長が甲状腺がんの多発にも言及した後、「公害患者は2度殺されると言われてきた。初めは公害の被害で、2回目は行政によって。森永ヒ素ミルク、水俣病、原爆症認定でも、国と地方行政は被害者を見捨てた。彼らを救済したのは司法だった。この裁判でも司法の判断を期待する」旨の陳述をしました。

 法廷が終わって原告・傍聴者も報告集会に合流。いくつかの特徴的な報告がありました。

 京都裁判でもそうでしたが、この日も原告らの意見陳述が終わるごとに大きな拍手。これを裁判長が「静かに!」と言って止めないことも珍しいですが、裁判後の裁判進行協議で裁判長が弁護団に、「原告の陳述に拍手が起こるのは判るが、弁護士の陳述にも拍手があるのはいかがなものか?」と笑いながら言っていたそうです。

 私もこの期日の法廷に参加し、「放射能の健康被害の不安」が国会や行政、司法を動かす力になると思いました。甲状腺がんの異常多発だけでなく、まだ表面化していない健康被害にも不安・関心が強くあります。これを声・形にする事が急務です。
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  1. 2014/09/19(金) 22:41:52|
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大阪駅ヨドバシカメラ前で初めて署名運動に挑戦しました

【大阪駅ヨドバシカメラ前で初めて署名運動に挑戦しました】
 9月15日に、大阪駅前の最も人通りが多いヨドバシカメラ前で、放射能健診100万員署名を呼びかけました。
    
 人通りが多い分、人波が大きく速いので、少人数で署名を呼びかけても目立たない。大勢が集まって目立とう、と当日は30人が集まりました。
    IMG_2104.jpg

 釜凹バンドの皆さんも駆けつけて、「福島の空の下」「しゃーないわ」を歌って応援してくれました。

 初めは人の足の速さに戸惑いましたが、だんだん慣れてきて狭い通路でも署名に応じる人の姿が増えてきます。信号待ちの人達の中に入って話しかけるととても多くの人が応じてくれます。人の流れに負けない宣伝ができました。初めて署名集めに参加した人もいっぱい集めてくれました。
    IMG_2105.jpg
    
 結果は、2時間取り組んで署名は241筆。それ以上に「全ての人に放射能健診・100万人署名」の看板が目立ち、おおいに宣伝になりました。
 
 100万人署名運動を社会現象にする、社会に見える運動にするために、大都市で目立つ宣伝行動は有効です。今後も各地で取り組みます。
  1. 2014/09/18(木) 21:21:13|
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決して「軽い」がんではなかった

【決して「軽い」がんではなかった】
 福島県の子どもの甲状腺検査の結果を評価するはずの「甲状腺部会」で、一部委員が「甲状腺検査を縮小するべきだ」と叫んでいることを、8月12日のブログに紹介しました。
→ http://no-nukes-hokusetsu.blog.so-net.ne.jp/2014-08-12

 その時に、より重大な話が福島県立医大の鈴木教授から報告されました。

 「手術で取らなくてもいい物まで取っているわけではない。声がかすれたり、リンパ節転移があるなど、治療が必要な人だけに処置している。」
 
 このことに関連した報道記事が紹介されていました。↓

【甲状腺がんの子供「原発影響考えにくい」 福島の検査で学会】  2014/8/28 22:05   日本経済新聞 
 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG2803U_Y4A820C1CR8000/
 福島県立医大の鈴木真一教授は28日、東京電力福島第1原発事故を受け福島県が実施している甲状腺検査で、がんの疑いが強いと診断、手術した子供の具体的な症例を横浜市で開かれた日本癌治療学会で報告した。
 がんは原発事故の影響とは考えにくいとの見方を示した上で、過剰診断や必要のない手術との声が上がっていることに触れ「基準に基づいた治療だった」と強調した。
 福島県の甲状腺検査は震災発生当時18歳以下の約37万人が対象。これまで甲状腺がんと確定した子供は57人、「がんの疑い」は46人に上る。子どもの甲状腺がんが急増した1986年のチェルノブイリ原発事故と比較し、鈴木氏は「症状も年齢分布もチェルノブイリとは異なる」とした。

 がんの57人のうち県立医大が手術した54人について、8割超の45人は腫瘍の大きさが10ミリ超かリンパ節や他の臓器への転移などがあり、診断基準では手術するレベルだった。2人が肺にがんが転移していた。
 残る9人は腫瘍が10ミリ以下で転移などはなかったが、7人は「腫瘍が気管に近接しているなど、手術は妥当だった」。2人は経過観察でもよいと判断されたが、本人や家族の意向で手術した。
 手術した54人の約9割が甲状腺の半分の摘出にとどまった。
 福島の甲状腺がんをめぐっては一部の専門家から「手術をしなくてもいいケースがあったのではないか」との指摘があり、患者データの公開を求める声があった。〔共同〕
 31002.jpg クリックして拡大。
(以上。新聞の画像は「もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション」ブログより)
http://blog.goo.ne.jp/chiba20110507/e/8cb8ecb51cda7237e451ab2175b07568

【「全員を対象にした調査だから、がんが多く見付かった」では済まない】
 国の「専門家」らが、「超音波で全員を検査したから小さながんも多く見付かった」という意味のことをよく言います。しかし実態は、103人のがん患者のうち約半数の45人の場合が「腫瘍の大きさが10ミリ超かリンパ節や他の臓器への転移などが」ある甲状腺がんで、決して小さくも軽くもありません。

 このような事態だから、2年に一度などと言わず半年に一回は甲状腺検査をしてほしい、というのがA2判定をされた県民の要求です。
  1. 2014/09/10(水) 00:00:27|
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